東法人会 93号
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新入社員研修を終えて これから新入社員として働く受講生に向けて、挨拶などの基本的な心構えや、具体的なビジネスマナーを澤田講師より教えて頂きました。澤田講師の研修では、会社から必要とされる「人財」となることを特に強調されました。新入社員という注目を置かれている今、私たちが今できることを最高実践し、早く一人前になることを目指す。そのための、社会人としてのあるべき姿勢を学びました。 具体的には、まず学生から企業人への意識の改革の必要性です。自身の言動・好き嫌いの感情・注意を受ける気持ち・生活の4点をコントロールし、自律心をもつこと。 そして、「新人は会社に入社した時から既に会社の看板を背負っている」という自覚を持つこと。明るい挨拶や返事ができているかの差で、お客様の受ける印象も大きく違うので、この自覚を持つことの重要性を改めて実感しました。 また、職場の人間関係を大切にすること。挨拶はお客様だけでなく、先輩・上司との円滑な関係をつくるために必須であり、職場の雰囲気を明るくすることができます。なおかつ、先輩方からより多くのことをご指導いただくためにも、自分から積極的に声をかけることが一人前になる第一歩であると思いました。 最後に、社会人として一番評価されるビジネスマナーについても、実践練習をもって学びました。研修内では、名刺交換や電話応対の練習、敬語の確認を行ないました。特に、敬語の基は、調和語であるという話が印象に残りました。「敬意を表し、重んじてもらいたい」という相手の思いに、調和させていくのが敬語であると教わりました。私自身、ビジネスマナーについて未熟な部分があると認識しているので、形だけにとらわれず、心を込めて対応できるように取り組んでいきたいと思います。 今回の研修で社会人の基本の大切さを再認識し、初心に立ち返る機会を得るができました。新たに学んだことも仕事に生かしながら、今後も当館に貢献していきたいと強く思います。 今回の新入社員合同研修で特に印象的だった話が3つあります。 1つ目が挨拶・返事についてです。挨拶・返事は明るく大きな声で言うことが大切だということでした。例えば外部の方が会社に来た時、挨拶の声が小さいと他の人がいかに気持ちの良い挨拶をしようが、最初の印象で会社に対する評価が下がってしまいます。このように、社員は個人ではなく一人一人が会社を映し出す鏡として会社への評価を左右してしまうのです。 2つ目は指示命令の受け方です。このときに重要になっていくのがメモと復唱です。どんなに真剣に人の話を聞いても人間は脳の構造上忘れてしまいます。 エビングハウスの忘却曲線によると20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、も忘れてしまうそうです。このデータからもメモを取ることの大切さがわかります。 またメモを取った時、その事を復唱することでより正確に指示を受けることができます。 3つ目は人間関係です。社会人は学生と違い関わる人を選べません。 このことを講師の澤田先生は「十人十色、一人十色」という格言で説明してくれました。 一人十色つまり自分が様々な人に合わせられるようになることが重要です。そのためには苦手だと感じる人にも自ら話かけることでお互いに理解することができ、自分を一人十色に近づけることが出来ます。 今回の研修を糧に初心を忘れる事なく会社の一員として日々精進して参りたいと思います。公益財団法人 岡山シンフォニーホール小林 枝里子株式会社 山陽放送サービス 萩原 昌宏新入社員研修を終えて これから新入社員として働く受講生に向けて、挨拶などの基本的な心構えや、具体的なビジネスマナーを澤田講師より教えて頂きました。澤田講師の研修では、会社から必要とされる「人財」となることを特に強調されました。公益財団法人 岡山シンフォニーホール小林 枝里子 今回の新入社員合同研修で特に印象的だった話が3株式会社 山陽放送サービス 萩原 昌宏新入社員研修会「会社から必要とされる『人財』となれ!」 4月14日、岡山商工会議所にて、毎年恒例の新入社員研修会を開催しました。 岡山東・岡山西法人会共催の研修会で、岡山市内から会員以外も含む109名の新入社員が参加しました。 講師にはおなじみの企業教育コンサルタントの澤田良雄氏を迎え、社会人としての役割やビジネスマナーなど、実践を交えて指導していただき、大変活気のある研修会となりました。--14

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