東法人会 会報 №88
2/20
2岡山東法人会会長 ごあいさつ(公社)岡山東法人会 会長 岡﨑 彬 あけましておめでとうございます。 会員の皆様には、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 岡山東法人会は、長年「よき経営者を目指すものの団体」として、税知識の普及、納税意識の高揚などの税の啓発活動や経営支援のための各種研修会並びに社会貢献活動など様々な事業を展開してまいりました。また、このたびの公益法人制度改革に対しても、法人会を取巻く環境が大きく変化するなか、概ね順調に対応を図ることができました。これらのことは、会員企業の皆様方の平素からの法人会活動に対する深いご理解と温かいご支援の賜物であり、心より御礼申し上げます。 さて、昨年の景気は、消費税増税前の1~3月は駆込み需要が盛り上がりましたが、4月の増税後は、個人消費の落ち込みが大きく、景気回復の足取りも重く、中小企業には依然として厳しい1年でありました。政府は更なる消費税増税の1年6カ月延期を打ち出しましたが、早期の景気回復に向けて効果的な経済対策の実行が待たれるところです。 このようななか、法人会は「税のオピニオンリーダー」として、全国85万社会員の声を代表して国や地方政府に対する要望活動をしてきました。特に中小企業者に対する軽減税率15%の本則化、交際費課税の廃止、設備投資に係る特別償却等の対象資産の拡充、事業承継税制の要件緩和等の税制改正要望に加え、税と社会保障の一体改革及び議員定数の縮減など、行財政改革についても具体的提言を行なってきました。その結果、税制改正などにかなりの進展がみられましたが、残された課題もあり、今後とも要望を継続していく必要があります。 要望活動をはじめ、法人会活動をより成果あるものにするためには組織率の向上が重要です。そのため当法人会では会員拡大に力を注ぎ、役員を中心に加入促進キャンペーンや金融機関に加入勧奨の協力を求めるなど、様々な取組みを行なっておりますが、会員の皆様にも一人でも多くの仲間を増やすために、お力添えを宜しくお願い申し上げます。 終わりになりましたが、年頭にあたり会員企業のますますのご繁栄と皆様のご健勝ご多幸を祈念し、新年のごあいさつと致します。謹んで新春のお慶びを 申し上げます。
元のページ