100号記念特別寄稿「法人会の過去と 未来へのメッセージ」社団法人岡山東法人会 初代会長丸田産業株式会社 取締役会長伊原木 一 衛氏 広報誌「岡山東」100号の発行おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。 この栄えある記念号に僭越ながらご指名いただきましたので、一言お祝いの文を寄稿させていただきます。 昭和51年当時岡山商工会議所の会頭でもありました梶谷忠二法人会会長から、国税局からの要請もあり岡山法人会をもっと強力な組織とするため法人格のある社団法人にしたいので、ぜひその代表を務めてもらいたいと依頼がありました。 設立発起人委員会立ち上げ時は、会員数1,767社で、社団化には岡山東法人会の管内法人数の50%以上の会員数が必要なことから、具体的な目標件数を2,500社と定め、商工会議所の各部会、婦人部、税理士会、青年会議所の若手経営者の仲間と税務署の協力をえて、会員の加入勧奨に取り組みました。 昭和52年8月4日付で広島国税局から法人としての許可が下り、晴れて社団法人岡山東法人会が誕生することとなり、感無量の喜びを感じたことを記憶しています。 話は変わりますが、広報誌「岡山」の題字は会長に書いていただくことに決まっていますからと、いわば半強制的に書かされたという記憶があります。もともと得意ではなかった習字ですから固辞し続けていましたが、やむなく習字の先生に手本を書いていただき、それを見てまねるように書いたことを覚えています。 法人会のメリットに、税務行政の為政者と協議する機会が多く持てることがありました。当局と税務行政について協議する機会があり、協調の中でスムーズな執行が行われていました。しかし、最近では以前のような協議の場も少なくなり、会員の中に一方通行的な対応という意識が増加してきたのは少し残念な思いでしかありません。 多くの企業経営者が集まり、それぞれが切磋琢磨及び、情報交換をする場を提供するのが法人会であることから、法人会を大いに盛り上げ活用していただくことを切望いたします。 終わりにあたり、会員企業並びに地域企業の皆様の益々の発展と経営者の皆様のご健勝を祈念してよろこびの言葉といたします。--6
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